ある意味有権者がぶれていないことを証明した「みんなの党」大躍進 - 木走日記

みんなの党は何を主張して躍進したのか。

「増税の前にやることがある」

今回のみんなの党の主張は彼らが繰り返してきたこのワンフレーズに尽きています。

彼らの「増税の前にやること」とは徹底した税金の無駄使いの排除・行政改革であり、「まず国会議員や官僚が身を切るべきだ」と主張します。

「国民の手に政治を奪還する」とは、まず、政治家や官僚の利権・既得権益に食いつぶされている国民の貴重な税金を、本来の持ち主である国民の手に取り戻すということだ」、と言い切ります。

そう、これはまさに昨年の総選挙で民主党が主張し政権交代につながった内容と同じなのだということです。

つまり有権者はぶれていない、ということであります。

ぶれたのは民主党政権ということでありましょう。

自民党は消費税10%を公言しているし、
みんなの党も消費税率の上昇を否定していない。
そして消費増税を否定した、国民新党、社民党、共産党は負けた。 

民主党は消費税で負けたのではない。

民主党が負けたのは、
政府を小さくするという公約を反故にして、
増税で財政のつじつまを合わせようとしたからだ、という解釈。

民主党にとって行政改革がアキレス腱になるなら、
野党はそこを攻めて、次の総選挙に持ち込むのがよさげ。 

色褪せる民主党 - Joe's Labo

雇用政策は民主党最大のネックであり、労働組合という余計な足枷を
もたない他党にとって、雇用は心おきなく使用可能な最大の武器である。

みんなの党はそれに気づいて(今のところ公務員限定ながら)積極的にこの武器を使い、
第三極と言われるまでに党勢を拡大した。
今さらながら、自民党もこの武器の破壊力に気づいたということだろう。

今回、自民党は消費税10%という数値を打ち出し、増税というタブーに踏み込んだ。
有権者の意識が財政危機という現実に追いつき、増税がタブーではなくなったということだ。
同様に、日本の凋落という現実に直面することで、「正社員の既得権」もタブーでは
なくなりつつあるのだろう。

選挙戦では「新規採用4割減による国家公務員人件費2割カット」なんてつついてみると
面白いんじゃないかな。
“第三の道”なるものの中身の無さがむき出しになるだろう。

 

 

参院選。
脱小沢に焦点を当てても、利するのは与党という結果になりかねない。
外側から、文句をつけてる野党より、 
内側で、ワルモノとインファイトしているように見える総理が評価されてしまうのが、
郵政選挙における小泉劇場だった。 

なので野党の戦略としては、政治とカネよりは、
雇用問題につっこんでいったほうが、民主党にダメージを与えやすい。

同意。

四月馬鹿が二日前倒しだったらよかったのに: 極東ブログ

改革には、かんぽ生命保険の加入限度額を1300万円から2500万円に引き上げることも決まった。2005年の民主党案では簡保は廃止とされていたことを思うと隔世の感があるが、それを言うなら今回の発表をした大塚耕平内閣府副大臣も当時はこう言っていたものだった(参照)。


「官から民へ」の郵政改革の目的を達成するためには、預け入れ限度額を引き下げ、そもそも国民から集めるお金の量を減らしてしまえば、政府にたくさん渡そうと思っても渡せません。


公社であれ、国有株式会社であれ、そこに集まるお金が増えれば、政府に渡るお金の量も増えざるを得ません。言わば、「官から民へ」の逆、つまり「民から官へ」の万有引力の法則です。
想像力をたくましくして考えて頂ければ幸いです。引力圏から離脱する時には、強力な力が必要です。強制的に規模を縮小することこそが、「民から官へ」の引力圏から離脱するパワーです。それが、預け入れ限度額の引き下げにほかなりません。
国有株式会社をつくるという不思議な「民営化」で、あとは「政府出資の特殊会社」の自主性に任せるという万有引力任せの改革では、ますます多くの国民のお金(リンゴの実)が核(政府)に引き付けられます。

その通りのことがこれから起きるようになるだろう。

限度額の引き上げ自体は、かまわない。

だが、暗黙の政府保証が入っているゆうちょの限度額を引き上げるなら、
民間銀行のペイオフも引き上げるべきで、
対等な競争をさせない(しかも、民間が一方的に不利に働く)これは、
改革というより、改悪だ。

この手の脱力感は、これまでも感じたことがある。
発泡酒や第3のビールが開発されるたびに、
酒税がいじられて、ビール会社の人たちの努力が水泡に期していった。
今回は銀行業界だ。

民間で頑張ってる人たちの汗を、書類1つで帳消しにして、
泰然としていられるお役人や政治家の神経には、
まったくもって、ついていけない。

「地銀が潰れても公的資金を投入すればいいや~」
「増税すればいいや~」

亀井さんは頭がいいので、これで真っ先にダメージをくらうのは地方銀行だということは分かっているはずだ。

地方銀行がやられれば、地方企業がますます資金繰りに苦しむ。
それについての回答は持っているのだろうか?

幹事長辞任を! 反旗翻した野田、枝野両氏 民主内の権力闘争勃発 JBpress(日本ビジネスプレス)

小沢が幹事長ポストに居座り続ければ、民主党は否応なく支持率を落とし、今夏の参院選は不利になる可能性が高い。少なくとも、自民党は小沢の幹事長続投を歓迎している。

今回の問題を、政治家全体の問題としてではなく「小沢さんや鳩山さん、個人の腐敗」として扱いたがっているという意味では、与野党ともに本音が一致している。

けれども、自民党がそういう攻め方をしているかぎり、
民主党は、小沢氏、鳩山氏のクビを落とすことで「はい、自浄しました」といって参院選に飛び込むことが出来る。

2009年は小沢氏は党代表を辞して衆院選に突入し、民主党は勝利した。
今回もその作戦を使ってこないとは限らない。
強いて言えば、両氏が首相、幹事長の椅子にかじりついてくれれば、その作戦を封じることが出来るが、はたしてどうだろうか?

鳩山氏は細川護煕元首相に近いイメージがあり、
民主党の未来のため、とかならあっさり職を辞する感じもし。
小沢氏にいたっては、グラウンドの外からシュートを決められるだけの力を持っているので、幹事長を辞めて選挙対策本部長になってもいいし、無ポストになろうと、あんまり変わらない気がしている。

国民の民主党に対する嫌悪感は、看板の付け替えで払拭できるレベルかもしれないのに対し、自民党に対する嫌悪感は、自民党という屋台そのものから生じている。この違いは大きい。

自民党、ここは敵失を歓迎するだけではなく、戦える政策を準備しておくべきところ。

消費税、菅財務相が口火 増税論議前倒し 閣僚も擁護 (1/2ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)

菅直人副総理・財務相は16日の衆院本会議で、2010年度税制改正法案の趣旨説明を行い、消費税を含む税制の抜本改正論議を前倒しして始めると表明した。

鳩山さんを見限る気になれない理由の一つは、
次の総理になりそうな菅さんが、早々に財務省に丸め込まれてしまっているところにもあります。

スヌーピーではありませんが、手札から選ぶしかないので。

橋下知事 高支持率キープ…雇用・税減収の再生これから : 橋下 府政改革 : 特集 : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

高村薫さんは「支持率が高いのは、府民の多くが『頑張っているみたいやから任せとこか』という程度の感覚。知事の政策をきちんと評価しているわけではない」と指摘。

いま、民主党が取り戻さなければならないのは、この感覚では?

今の鳩山政権から失われているのは、
「頑張っている」という姿勢。
なんでもいいから、強大な敵に立ち向かってさえいれば、
年金が未納でも「人生いろいろ」で済んでしまう。
皮肉でもなんでもなく、日本はそんな国。

霞ヶ関と闘う小泉純一郎は許され、
文句を言ってるだけの菅直人は許されなかった。
まあ、野党党首は戦いようもないんだけれど……。

鳩山さんは闘える立場にあるのだから、
今からでも充分に失地回復のチャンスはあるし、
それを目指して欲しい。

いちばんなって欲しくない展開は、トップのクビをすげかえてお茶を濁し、300議席を4年間のらりくらりと満喫してしまえ、なんてなことを指向しだす民主党の「自民党化」なので。

時事ドットコム:小政党「おとなしくして」=福島、亀井氏に不快感-中井国家公安委員長

小政党「おとなしくして」=福島、亀井氏に不快感-中井国家公安委員長

社民党や国民新党の声が大きくなるほどに、
「鳩山さんでは収拾がつけられん、小沢さんに話をまとめてもらうしかない」という力場が発生するので、
福島、亀井両氏は小沢さんの別動部隊ではないかという気がしている今日このごろ。