じぶんのあたまでかんがえない http://katsujiya.posterous.com だれかのことばにしはいされよう posterous.com Tue, 15 Jun 2010 17:16:00 -0700 池田信夫 blog : 「情報アクセス権」は有害である http://katsujiya.posterous.com/-blog-487 http://katsujiya.posterous.com/-blog-487
すべての地域で同じサービスを同一料金で提供するユニバーサル・サービスは、政治的スローガンとしては受けがいいが、経済的には非効率だ。

わかりやすい例でみてみよう。東京都は小笠原海底光ファイバーケーブルに100億円を投じ、そのうち66億円を政府が補助する。八丈島から父島・母島まで約800kmにわたって敷設される光ファイバーを利用する人口は約2500人。一人あたり400万円の税金が投入されるわけだが、これは小笠原諸島の人々にとっていいことなのだろうか。

もし父島で、光ファイバーと400万円の現金を選択させれば、ほとんどの人が現金を選ぶだろう。つまり彼らにとっては、光ファイバーに400万円の価値はないのだ。彼らに政府が特定の通信インフラを押しつけることによって、そのコストを負担する東京都民(および日本国民)も小笠原島民も損をするのである。

つまりナショナル・ミニマムは、通信インフラや子ども手当のような裁量的な支出ではなく、ルールにもとづく税の還付で保障したほうがいいのだ。これが負の所得税やベーシック・インカムの考え方である。日本の社会保障給付は、一般会計と年金会計あわせて年間80兆円ぐらいあるので、これをBIとして頭割りで配ると、一人あたり年60万円ぐらい。4人世帯で240万円だから、まずまずだろう。その代わり生活保護も公的年金も、土木事業や農業などの補助金もすべてやめ、厚労省と農水省を廃止すれば、財政は大幅に改善する。

 

 

なるほど、と思う点と、どうかな、と思う点あり。

先進国は今後、恒常的な低賃金&税収不足に陥る可能性が高く、
ユニバーサルサービスを小さくする方向性で動いたほうがよい、と思っているので、
インフラ整備は対象を丁寧に絞り込んだほうがよい、というのは同意。

ただ、話のたとえで小笠原を出すのは正しくないかな、とも思う。
光ファイバーの話をやめれば、小笠原の人々が400万円貰えたのかというと、
そういう話ではないから。

東京都の100億円=都民1人あたり1000円の節約、
政府の66億円=国民1人あたり60円の節約を実現させるために、
小笠原に1人当たり400万円のインフラを作ることを是とするかどうか、ということだろう。

孫正義社長は、光の道はそれだけの意義のある事業だと考えていて、
池田氏はそうは思っていない。

ただ、ネットにたっぷり浸かっている自分としては、
光の道が全国津々浦々に整備されることに意義を唱えられる立場にはない。 

Permalink | Leave a comment  »

]]>
http://posterous.com/images/profile/missing-user-75.png http://posterous.com/users/5eHzJKTv33FL asuka shota katsujiya asuka shota