Porco Rosso Financial Weblog: 高橋是清 ③

つまり実際には日銀が国債をガンガン引き受けて飲み込んだのでは無く、引受シ団等によって国債をいきなり市中売却する代わりに、一旦日銀口座に入れて資金供給し、市中に購買力が出た時点で買い取った国債をセカンダリーで売却すると言う手法を取っています。従ってこの講演の時点では日銀の国債保有残高はコントロールされていると言う風に理解してます。

最近よく言われる「国はドンドン借金してお金をバラマケ」と言う話しとは少し違います。 最近ハヤリのバラマキ案によく言われる「高橋財政を見習って」と言うのは私には違和感があるのです。

金融危機の際には「例外処置として」中央銀行がいったん国債を引き受け、
金融危機が落ち着いたところで、引き受けた国債を民間に売却する、というのが是清レシピ。

現在の「民間銀行がじゃんじゃか国債を購入している」状況では、
日銀がいったん国債を引き受ける意味は「是清レシピ」的には「ない」ということ。