ギリシャスプレッド 厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)/ウェブリブログ

また拡大しているのをみて、また問題再燃とか言う人がいるのですが、もちろんこれは今月ムーディーズが投資適格外に格下げした結果今月末に売らなければいけない人々がいっぱいいる結果です。ベンチマークを基本とする運用の方々におかれては、格下げが発表されたからと言ってすぐ売るわけには行かないのが原則で、リバランスの月末に行動を起こす方がほとんどだと思います。この時期は忘年会シーズンの駅のホームで大きなゲロ袋を持った駅員が「さあここにゲロしてください」と言いながら回っているような状況なので、多少ホームならぬ市場に悪臭が漂うのはどうしようもありませんが、個人的な意見を言えば「吐けばすっきり」して、翌朝からはまた普通のきれいなホームになると見ています。ここから先「マーケットで無理やり売らなければならない人はもう存在しない」という観点で捉えるのが正しいのだろうと思います。

冷静に考えた場合10%を超える利回りを享受して3年程度保有すれば、債務リストラがあったとしてもそのときのカバー率などを考えると、そんなに悪いディールではないかもしれません。要するに市場パニックが人々を振り回すフェイズはかなり終わりに近づいており、噂に惑わされず、冷静な損益計算を始める時期に来ていると言うことだろうと思います。

ディールが成立する値付けや利回りは合理的、という話。