公的年金運用の何が問題なのか? | 山崎元のマルチスコープ | ダイヤモンド・オンライン

平成21年度の財政再計算では、賃金上昇率は、平成22年度に+3.4%と急回復し、その後、平成28年度の+2.5%に向かって緩やかに下落し、この後は+2.5%の上昇が続くと想定されている。この間、物価は、平成22年度に+0.2%が平成27年度に2.5%、平成28年度以降は+1.0%の上昇が続く想定だ。これが日本経済の将来像だという。本当なら、日本国民はかなり豊かになるだろう。

対して、平成21年度財政再計算が想定する運用利回りは、平成22年度の1.8%が徐々に上がっていって、平成32年度に4.1%となって、それ以降4.1%が続くという想定になっている。現在は低金利だが、平成32年頃にまでにはそこそこに金利が上昇しているということのようだ。

平成32年度以降の世界は、物価上昇率が1.0%で賃金上昇率は2.5%、運用利回りは4.1%だから、物価上昇率を差し引いた実質運用利回りが3.1%もあるという、何やら夢のような世界が想定されている。

100年安心の正体は、年金偽装だったでござるの巻。

運用利回りってのは、要は株価。
株価が上がれば、少子化を止めたり、給付年齢を遅らせたりしなくても、年金問題は解決する。

が、日本人は株価が上がるのが大嫌い。 

銀行や個人が株で儲かれば叩かれ、
外国人マネーが流入してきたらハゲタカとか言われる国だ。
おまけにデフレが止まらないと来れば、
どうやって株価を上げてけば良いのか分かんない。

みんなで貧乏になろうよ、ってのが国民の選択なら、しょうがないことなのか。