消費税率引き上げに向けていよいよ動き出した! - 評論家・山崎元の「王様の耳はロバの耳!」

財務大臣就任当初は「今年一年は増税ではなく、財政支出のムダの削減に注力する」とやや強硬な姿勢を示した菅大臣も、その後程なく「3月から議論はOK」とすっかり軟化した。短期間に調教が完了したようだ。
菅氏は、財務省方面の実務に疎いからそもそも財務官僚には逆らえないだろうし、鳩山首相がいかにも頼りなく、いつ辞任せざるを得なくなるか分からない現状では、財務省との関係を良好にしつつ次のチャンスを待つのが得策でもあるだろう。

大きな政府でも良い国は作れる、という話は北欧を引き合いに出してよく語られるが、

日本の場合、まず強い政治家を育てるところからはじめないと、どんなに立派なマニフェストをかかげて政権交代したところで、実行段階で官僚にパワー負けしてしまい、これまで以上に無駄使いできるサイフを霞ヶ関にプレゼントしただけ、というオチになる。

残念なことであるが。