今晩の雇用統計を控えて~金利のリアクションに注目 | 金融市場Watch Weblog
そして最も注目しなければならないのは、金利・債券市場だろう。強い数字が出てこればダイレクトに反応する。こちらの市場もフローはないので、荒っぽい動きをするのだろうが、強い数字を受けて米国10年債利回りが4%をトライするかどうかということになるし、金融政策の織り込み具合を占う上で重要な2年債がどのようなリアクションを示すかどうかも注目すべきだろう。長期金利の上昇は大きくなっているが、短期金利も期初でも足元のドル資金がタイトなままなのかどうかを見極めていく必要がある。短期ゾーンはこの結果を受けてFedの政策を織り込む形で上昇していくのかどうかがポイントだろう。長期金利はモーゲージ金利と連動していくことになるので、これが上昇していく傾向になると、特に住宅市場である種のクラウディングアウトとなる可能性もあるので、極めて神経質な構図となるのかもしれない。
このようなことを考えていくと、現状の流動性相場が維持されることを期待するならば、ややネガティブな数字が出された方が返ってマーケットには「優しい」結果となるのかもしれない。逆にポジティブサプライズになったら、ドル円が買われ東京の株式も買われるかもしれないが、NYでは早期出口戦略が意識される可能性がある。要は「モデレートに雇用は改善しているものの、Fedが出口戦略に踏み切るほどではない」とマーケットに織り込ませるのがベターな構図という感じがする。それとFedの意図とは異なるのかもしれないが。
雇用を大事にするなら、低金利&ドル安。
インフレを抑えたいなら、利上げ&ドル高。
長期的には利上げに舵を切らなければならないが、
いつ、どのタイミングで切るかがバーナンキの腕の見せどころ。