中国株が背負う三重苦 - Market Hack(外国株ひろば Version 2.0)

アメリカ政府は中国が人民元切り上げの腹を決めようとするタイミングを見計らって、狙い澄ましたかのように「中国は為替操作していて、けしからん」と中国人の面子を潰すコメントを出してきている観があります。

もちろん、中間選挙対策とか、そういう国内事情も関係していることは間違いありませんが、その余りのタイミングの良さに(ひょっとして、オバマ政権はわざと人民元切り上げのタイミングを遅らせようとしているのではないか?)と勘繰りたくなるほどです。

つまり選挙はまだまだ先の話なので、今、中国が人民元を切り上げて、問題児でなくなってしまえば、選挙戦たけなわのときに中国という格好のスケープゴートを失ってしまうのです。中国が外圧に屈することをよしとしないことを計算の上で、わざとそういう嫌がらせをする米国の態度は卑劣ですね。

中国は彼ら自身の思惑で人民元の切り上げに傾こうとしているのに、オバマ政権が今年の中間選挙で使うカードとして、人民元切り上げを利用しようとしているのでは、という説。

それはさておき、個人的には中国政府の経済金融政策の巧みさに唸らされることが多いので、今回のインフレ退治、バブル抑止についてもお手並み拝見というところです。