近隣窮乏化政策に踏み出すユーロ圏  JBpress(日本ビジネスプレス)

通貨同盟の中で今の窮状を抜け出す方法は、物価下落(より正確に言えばコスト低下)を通じた脱出である。アイルランドはその方向に向かっており、他国は大きく後れを取っている。だが、これは延々と続くプロセスであり、また何より重要なことに、債務の実質価値を膨らませる。構造改革を支持する向きは、こうした事実を無視している。

独自通貨を持たぬギリシャ(やポルトガルなど)は、
物価下落によって輸出競争力を得るしかない。
しかし、
物価下落は政府債務の実質的価値を膨らましてしまうことにもつながるので、
財政再建はすんなりとは進まない。